ハウスメーカーで新築を建てる為のおおよその価格

お金注文住宅の検討をしている方にとって最も気になるのは、どの程度の費用がかかるのかという点ではないでしょうか。注文住宅の費用は、大きく本体工事費・付帯工事費・諸費用の3種類で、土地を所有していない場合は土地代もかかります。

本体工事費は、文字通り建物本体を建てるための建築費用で、全ての費用の約7割ほどを占めます。付帯工事費は、建物以外の工事に要する費用です。具体的には、地盤改良費や、電気や水道などの引き込み工事費、外構工事費、照明やカーテン工事費などが挙げられます。諸費用は、住宅ローンの手数料や税金、引越し費用、家具・家電の購入費用といった建物や建物周辺の工事以外に発生する費用のことです。
これらを全て合わせた金額が、注文住宅を建てるためにかかる費用となりますが、ハウスメーカーで新築の住宅を建てるための相場はどの程度かかるのでしょうか。

住宅金融支援機構がフラット35の利用者に実施した2019年の調査によると、注文住宅の所要資金の全国平均は3,454万円、土地付き注文住宅の場合は4,257万円となっています。もう少し詳しい調査結果を見てみると、注文住宅の平均所要資金は首都圏で3,772万円、近畿圏で3,555万円、東海圏で3,522万円、その他の地域で3,276万円です。土地付きの場合は、首都圏で4,993万円、近畿圏で4,343万円、東海圏で4,278万円、その他の地域で3,869万円となります。

また、注文住宅の住宅面積の全国平均は125.8平米、首都圏で125.2平米、近畿圏で125.3平米、東海圏で127.8平米、その他地域で125.6平米です。土地付き注文住宅の場合は、全国平均111.5平米、首都圏で105.8平米、近畿圏で111.0平米、東海圏で115.2平米、その他地域で113.8平米となっています。
なお、この調査はフラット35で融資を受けた方を対象としたものなので、実際の平均値とは異なる可能性がありますが、大まかな費用の目安にはなるでしょう。

しかし、新築住宅を建てるための費用は、依頼するハウスメーカーによって大きく異なります。大手ハウスメーカーの場合、住宅性能が高くアフターサービスも充実していますが、価格は高くなる傾向があります。また、ハウスメーカーの中にはローコスト住宅を売りにしているメーカーもあり、大手よりも大幅に安い価格で新築住宅を建てることが可能です。
ハウスメーカーと一口に言っても、価格はメーカーごとの大きく異なるため、相見積もり取って比較検討することが大切です。ただし、仮契約前の見積もりは大雑把な計算に基づいているため、実際の価格は見積もり価格よりも高くなることが多いということは念頭に置いておきましょう。

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